雨で家に缶詰になり、仕事ばかりなのでその反動でドラマに走りました。
で、昨日は15話まで観てしまった。5話連続。
やっぱり私は音楽をやっている男性が好きなので
今回のジェリーの役はもう最高。
ジェリー・イェンったら指が細いのね。
最高だわーーーーー
それにStarlitでは天使のジェリー発動。
ジェリー・イェンって俗人ぽくないというか、
『明かされるその素顔』でも思いましたが
ジェリー・イェンって修行僧のようで、俗人っぽくなくて
天使ですか?と聞きたくなるような。
台湾ドラマの中でひんぱんに「寄付」とかが出てくるのも
きっとジェリーの影響なんだろうし。
たまにはジェリーの「人でなし」な役も見てみたい。
リー・ジョンモウはけっこう人でなしに近い部類でしたよね。後半、人が変わりましたけど。
俗人っぽいジェリーを見たいような見たくないような。
ということで。
話はかわりますが。
前々から書いています。
『タイタニック』とか、人の死を感動にすり替えるのは嫌いなので
『タイタニック』は映画館で1回観たのですがそれきり。
『ローズマリー』は感動したけど、本来は、闘病を扱ったドラマは嫌い。
人が病気で死に向かっていく様を見て「感動」と錯覚するのは嫌い。
吊り橋効果、というやつなんでしょうけど。
という嫌さはあるのですが
まだそこまでではなく
ジェリー・イェン演じるユエも、誰も恨まずに生きているところが前向きでとても良い。
だれかのブログで「★ネタバレ注意★」という感想だったけどあれはこれからなんだろうか。
最後の7話がそうなのかな。『ローズマリー』の最後の方のように。
『ローズマリー』は名作なのでお薦めします。
個人的に、ジェリーが左手で縫い物してるところとか、左手で料理しているところが見れてなんかいいなーと思っています。
両利きって左利きよりかっこいいですよね。個人的な感想で。両利きのイケメンって最高ですよね。
ピアノ弾いているところも見れるし。
このドラマのカテゴリは「毒親」にしてはいませんけど
「毒親」ほどではないですが、やはり、親子の関係が濃いアジアならでは、
個人主義の欧米だったらこういう親子関係はないんだろうと思われますが
やっぱり、子供は親の期待に応えるべき、親を捨てるの、親の期待に応えないの?と
子供を攻め立てて子供の幸せを考えているようで実は苦しめている、というのは
日本や韓国を中心とする東アジアに特徴的なものなのかな。
東南アジアとかに行くともっとゆるいですよね。親の子に対する期待とかプレッシャーはそれほどないように思えます。
出てくる毒親まがいの親、みんな私の親にそっくりで笑える。
「毒親」カテゴリーのドラマに書いていますが。
『星に誓う恋』のリー・ジョンモウの親もそうだったな。
親に喜んでもらおうと必死で親が喜ぶだろうということをやる。気に入られようとして必死。
子供は親の愛を求めるものだからね。それだけ、子供時代のジョンモウが愛に飢えていたってこと。
私もそうだったなと思い出しました。でピエロを演じる。ひたすら親の期待に応える。
期待に応えないと捨てられる、という恐怖を与えるのは実は毒親の特徴だから。
でも、このドラマのユエの親はそこまでひどくはなく、ユエとも心の絆でつながっています。
ほかに、観ていて考えさせられる、なるほどというセリフがあった。
相手(ネタバレ注意)を愛しているから、憎まないと断ち切れない
このセリフを書いた脚本家に、人生で何があったのか気になる。
自分も人生でこれに思い当たることがあって(私が憎まれる方ですけどね)
相手の立場で考えてみると、憎まざるを得なかったのかなと思って。
でも、いままでバカにしてごめんなさい。
中国人って思ったことをそのまま言うストレートな人ばかりだと思ってたけど
このドラマは台湾人と中国人の話ですが
相手が傷つくと思ったら言わないし、オブラートに包むし、
すごい繊細な人ばかり出てくる。本当なのかーーー?みたいなことも思ったりしますが。
(知り合いの中国人とかはっきりしてるので)
ドラマを書く人は特別繊細なのかーーーーと思ったりしますが。
このドラマは、小学校のときに読んだ『最後の一葉』という外国の児童文学かな?を思い出すようなところもある。
でも、内容が内容だけに、制作者側の「泣かせよう、感動させよう」という意図を感じると
逆にこっちは冷める、というのもある。
中学生とか高校生ぐらいだったら純粋に感動するかもしれませんけど。
実際は、付き合っている人がALSだと知ったら尻込みする人もいる。
遺伝が怖いから結婚は考えられない人の方が多いんじゃないか。
男も女も、健常な遺伝子を持つ子孫を残したいという本能があるから。
相手を傷つけるのが怖いといいながら、実際は自分が傷つく確率の方が高いんじゃないか。
相手に去られる恐怖。相手の自分への愛が冷める恐怖。
前にテレビで、男性の方がこの病気だと知りながら結婚して、子供がいる人が出ていましたけど。
私がこの病気だったら、子供に遺伝するのが怖いので、付き合っている人がいたら逃げまくるだろうなと思いました。
でも『流星花園II』の阿星のような、繊細なジェリー・イェンがたくさん見れること間違いなし。
脚本は、『流星花園II』のような、初期の素朴な台湾ドラマ色が強い。
それにプラスして、『天国の階段』のような怒涛の展開。
プラス、昭和の雰囲気。親世代は貧乏だけど子供は豊かになってほしい、という親と子世代で豊かさにギャップがある年代の話。
プラス、人情、家族の絆って感じです。
プラス、ピアノを弾いたりするジェリーのお宝映像。
昨日も書きましたけど、ALSに対する治療法をiPS細胞を利用して開発中ということなので
もしこの治療法が確立されたら、二人の運命は変わるのかもしれないです。